美ヶ原高原の現状
 美ヶ原高原は本州のほぼ中央にあり、八ヶ岳中信国定公園の西側に位置する標高約2,000mの広々とした高原です。
「アルプスの展望台」といわれるように、北、南、中央アルプス、富士山までの大展望が望めます。また400種以上の高原・高山
植物が四季折々に咲く花の高原でもあります。
一方、放牧地には牛がのんびりと草を食むのどかな牧歌的風景が広がっております。ところが最近、放牧風景はともかく、高原・
高山植物が咲き誇っていた草原(お花畑)にササが生い茂り、草花が失われつつあります。
 また、実生のカラマツやダケカンバなどの樹木が至るところで生育し始め、日本一の展望が遮られつつあります。いまこそ、か
つての美しいお花畑と展望を取り戻し、未来に引き継いでいくために、適切な草原再生を行うことが急務であると考えます。
美ヶ原高原の、草原の生い立ちと将来
 美ヶ原高原は亜高山帯に属する山です。高山帯とちがって亜高山帯は放置しておくと自然の遷移により、将来は森林になる宿
命を負っております。かつては美ヶ原も森林に覆われていたのですが、平安時代とも江戸時代とも説は色々ですが大きな山火事
があり、山頂部の森林は焼失し、その後に草原が生まれました。その草原を地元の人たちが利用して放牧、草刈り、野焼きなど
人間生活との関わりが生まれ、長い間草原景観が保たれてきました。現在は、草刈りも野焼きもされなくなったため、放牧以外
の地域は森林化に向けて遷移が進行しつつあります。
 このまま放置すれば、ササ野原(現状の大部分)→森林(カラマツ林、シラビソ林など)へと変化するはずです。もともと人間生活
との関わりによって出来た草原のため、人間の手を断ち切ってしまうと、高原独特の広々とした優美な草原景観は失われ、草原
生態系を構成する多様な高山植物や草原生の野鳥、チョウ類などが失われ、アルプスの大展望も観れなくなります。

 1980年代の美ヶ原と現在の美ヶ原では写真比較で一目瞭然のとおり植生は大きく変化し、お花畑の景観が失われつつあり
ます。近年、地球温暖化の影響のためか、その変化は一段と加速しております。
 当「NPO美ヶ原の遊歩道を整備する会」では、遊歩道の整備と自然保護事業を行い、観光客や登山者が自然を楽しめる豊かで
充実した観光づくりに寄与することを目的として美ヶ原高原のお花畑再生事業に積極的に取り組んでおります。
 美ヶ原の美しいお花畑の姿を取り戻し未来に引き継ぐためにも、人材の育成と資金の確保が緊急の課題です。
皆様のご理解とご協力をお願い致します。
美ヶ原高原のお花畑再生事業
後 援 団 体: 松本市/松本市教育委員会 上田市/上田市教育委員会 長和町/長和町教育委員会
ご協力について: 個人 1口 3,000円 法人 1口 10,000円(何口でも結構でございます)
振 込 口 座: 八十二銀行 丸子支店(店番号315) 普通預金 658699
           名 義 特定非営利活動法人NPO美ヶ原の遊歩道を整備する会
             (締切 平成19年12月31日)
【お問合せ】
 特定非営利活動法人 NPO美ヶ原の遊歩道を整備する会
 〒386-0508 長野県上田市上武石154

 事務局 松本市入山辺美ヶ原8964(王ヶ頭ホテル内) TEL:0263-31-2751 FAX:0263-31-2038